ブラッド・ピットありがとう 映画 『F1/エフワン』が熱すぎたから話したい

映画

映画を観て胸が熱くなり、気持ちが上がる瞬間そんな体験ができる映画に出会えたらやっぱり誰かに話したくなる。自分の中で2025年のベスト映画は『F1/エフワン』になりそう。まだ今年はあるけれど(2025年8月時点)この感動体験を超えない気がする。ブラッド・ピットの映画で好きな映画はいくつかあるけど、それも更新したかもしれない。みなさん『F1/エフワン』見ましたか。見てない方ぜひ今すぐ、映画館に駆け込んでください。お願いします(切実)。

(C)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

地上版トップガン マーヴェリックといっておりましたが

『トップガン マーヴェリック』は私も大好きな作品なので広報さんの戦略にまんまとハマる形で
「え?トップガン マーヴェリックの監督の作品なの?」、「しかも主演がブラッド・ピット?」、
「ぜったい面白いじゃん!」ぐらいのノリで見に行った。見ていていろいろ感じることはあったけど、とにかくこの一言に尽きる。

「この映画を映画館で見れて、本当によかった!!!!」

なかなか忙しかったり、期間中映画館に行けなくてしぶしぶ配信に来てから見る、なんてことは日常茶飯事だけれど、そんなとき「うわあ、これは映画館で見たかったなあ」って思うこともよくある。
そんな風にならなくて本当によかったていう映画だった。細かい話はいろいろあるとして、F1の迫力、臨場感、音、緊迫感を1000%感じられる映画館という最高な環境で見るべき最高の映画だった。

地上版『トップガン マーヴェリック』というのは、確かにそうでその道で一線を退いたおじ(ブラッド・ピット)が復帰して、若き才能とぶつかりながらも栄光をつかむというような物語は『トップガン マーヴェリック』と同じ要素を感じた。でも逆にこの部分は『F1/エフワン』ならではで、トップガンと違うなって思う部分も多々あった。個人的にはどちらか選べと言われたら『F1/エフワン』のほうが好きかもしれないって思う。その理由もこのあと話せたらと思う。

ブラッド・ピット演じるソニーをどんどん好きになる

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やっぱり何といってもこの映画はブラッド・ピットありきといって過言ではない。いわずと知れたイケメン俳優のブラッド・ピットが演じるソニーという男を映画を観ていくと、どんどん好きになってしまう。ちなみに私は妄信的なブラピファンではないけれど、あらゆるシーンで「こりゃあたまげた、かっこよすぎるよ」ってため息交じりに何回も思ってしまう。何がそうさせるんだろうかと思うと、ソニーというキャラクターにブラピがハマりすぎてるというのが大きい。

ソニーという今回の主人公は、才能がありながらも若いころレース中の事故で大けがを負い、優勝の栄光をつかむことがないままF1の一線を一度は退いたドライバーというキャラクターだった。
F1からは離れていたものの、レースの魅力に取りつかれており、F1以外の世界各地のレースを転々としながらふらふらと誰に構うことなく生きているような男で、ただF1世界一という大きな夢を捨てきれずにいる。そこへかつてともに夢を追いかけた親友があらわれひょんなことからF1という舞台に舞い戻ることになる。

そこでチームの若手でエースのジョシュアに出会い、バディを組むことになるのだがレーサーとしての経験値の多さ、風格、自分のポリシーは簡単に曲げないというような男をを演じさせたらブラピに勝るものはいないわって思うほど演技に深みがあってキャラクターにどんどん没入できる。若き才能であるジョシュアはいわば老兵のソニーを年寄り扱いで馬鹿にしたような感じで絡むが、そこで張り合わずおれはおれのやりたいようにやるという感じなソニーがまたかっこいいわけ。男が憧れる男はこんな感じでしょと思う。

大人の余裕を魅せる象徴的なのがジョシュアとのポーカーをやるシーン。
お互いの才能を認め始めつつあったソニーとジョシュアだったが、いまひとつチームとして一つになれない、そんな二人の仲を取り持とうとマシン開発担当のケイトという女性エンジニアが一石を投じる。チーム全体の食事だと招待され、レストランへ出向いてみると、そこにはドレスアップしたケイトと、ソニーとジョシュアの3人だけ。

これからポーカーをしてお互いを知ろうとケイトの提案でしぶしぶ二人はポーカーをすることになる。勝った方が1番手として走れるルールで始まったポーカー。ギャンブル好きのソニーにとって有利なゲームに思えたが、ジョシュアはゲーム終盤、よほど手札に自身があるのか持ってるチップをオールインして勝負を仕掛ける、それを見たソニーも負けじとオールイン。
結果は…
ジョシュアのワンペアの手札を見てソニーは参ったという仕草を見せる。勝負はジョシュアの勝利で終わるが、その後席に残ったソニーとケイトが恋仲に発展しそうな雰囲気の中、ケイトが負けたじゃないとソニーに言うと、ソニーはそっと自分の手札を見せる。なんと実はジョシュアのワンペアよりも強いカードのワンペアで、ゲームに勝っていたのはソニーだったのだ。あえて負けたふりをして、後輩を立てる形でソニーが一芝居うっていた。このシーンが本当にブラピの演技も相まって、男でもぐっとくるかっこよさがある。まさにハマり役そんな雰囲気だった。

レースシーンの臨場感がえげつない

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この「F1(エフワン)」という作品では、実際のF1チームが出てくるし、実際の世界各地のサーキットでブラピ自身もマシンに乗り、撮影しているというリアリティを追求したものでその映像の迫力、臨場感といったハンパではない。私は特段F1が好きというわけではない状態で本作を見たが、鑑賞後、沢山の人が熱狂する理由がわかるほどF1という世界の魅力にひきこまれた。

今回の撮影ではSONYが開発した特殊なカメラを使用しており、F1のマシンに直接取り付けられたカメラによって、その場でエンジンのうなり、マシンのスピード、レースの緊張感を味わっているような迫力が伝わってくる。物語の中で、レース中の事故のシーンもあるのだが、思わず息をするのを忘れてしまうくらい緊迫感が映像から伝わってくる。

作品完成後、実際のF1レーサーたちも本作品を見て、過去にないF1の映画と絶賛したほどらしい。
リアリティが徹底的に追及された、本作品がもつパワーをぜひともみなさんも体で感じてほしい。

ぜひF1に興味がないという人にも見てほしいし、F1好きな人は大興奮すること間違いない。
「F1(エフワン)」がブラッド・ピットの主演作として過去最高のヒットを記録したようで、彼の代表作がまた一つ増えたのがファンとしてもすごく嬉しい。自分もいつか男が惚れるかっこよすぎる男になりたい。

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