皆さんは映画好きですか。僕は結構、映画が好き。どれくらい好きかというと、暇だったら何より一番に映画見ようって思うくらい好き。(自分で言っていてよくわからないけど)
よく、年間これくらい見てますっていう人がいるけど、一体どれくらい見れば、ああ、この人は映画好きなんだと思うだろう。個人的には年間10本見ますっていう人も年間100本見ますていう人でもその人が映画好きならもうそれで好きでいいじゃないとも思う。
最近映画っていいなあって改めて思う瞬間が沢山あり、ふといつから自分が映画好きだって思うようになったかなと思ったので考えてみた。
ミステリ・ホラー・SF大好き母親とラブコメ・アクション大好き父親
子ども時代を振り返ると親の影響は少なからずあった。両親ともにそれなりに映画好きだった。
テレビでは金曜ロードショー、日曜洋画劇場とかが何を見るってわけでないけどよく流れてた。
遊びに連れてってといわれてダメと言われることはあったけど、映画見に行きたいっていうとなぜかだめって言われることがなかったからよく「この映画見たい」っておねだりしてた。
ラフに見れるおうち映画も好きだったし、非日常、特別な空間な感じがする映画館で見る映画もどっちも好きだった。今思えば数はそんなに見てなかったけど、小学生くらいの頃からすでに映画は好きだったかもと思う。
親と映画行くことは結構あったけど、好きなジャンルが母親・父親で全然違ったので家族みんなで行くというよりは、どちらかの親と行くということが多かった。
母はミステリ・ホラー系が好きだったし、父はアクションやラブコメが好きだった。
両親はお互いに映画の趣味が合わないっていつも言ってたのも覚えてる。
二人の好きなものをどちらも吸収して、今の僕の好きなジャンルが出来上がっているとも思う。
衝撃だったアベンジャーズ
今、『アベンジャーズ』と聞いて全く聞いたこともないという人はもしかしたらいないかもしれない。2012年公開の『アベンジャーズ』に当時、衝撃を受けたことを鮮明に覚えてる。
当時中学生だった僕は、アベンジャーズのアの字も知らなかったけど、すでに見ていた『アイアンマン』が面白かったし、アイアンマンも出てくるなんか面白そうな映画くらいの感じで見に行った。
『アベンジャーズ』は単なるヒーローが集まるお祭り映画という側面もあるけど、すんごいストーリー・展開が面白い。天才だがナルシストでエゴ強めのアイアンマン、確固たる正義感が故に柔軟性をたまに欠くキャプテン・アメリカ、中心となる二人のキャラクターだけを見ても力を合わせて世界を救える感じは全くしない。しかもここにまだ雷神ソーや超人ハルクといったメンバーが加わるため本作序盤は、世界がソーの弟ロキによって未曽有の脅威にさらされる中、いかにヒーローたちがチームとして力を結束させるのかというテーマを中心に描かれる。
この個性強めのヒーローたちがどうやってチームアップしていき”アベンジャーズ”になるのかそこに注目すると最高に面白い。こういった王道ストーリーは、よくあるっちゃあるのかもしれないけど、当時の僕にはその王道ストーリーが刺さった。当時の最高映像技術で描かれるSFワールド・ド迫力アクション、面白くない理由を探すことの方が難しい。
てな感じで超重たいパンチを食らった僕は、映画面白い、ほかのヒーローももっと知りたい、単独作品も見てみようとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にはまるきっかけになった。
そして、映画欲に火をつけられてMCU作品はもちろんのこと、”映画”そのものにはまっていった。
ちょっと前に今時のアメコミ映画は映画じゃないみたいなことを言った監督がいて、そのことについて多くの議論がされてたけど僕にとっては紛れもなく映画の一つだし、映画好きにしてくれた大切な作品でしかない。改めてアベンジャーズありがとう。
浴びるように見たホラー映画の魅力
時を進めて大学生時代、それまでの人生で、作品数・量をたくさん見た期間だった。社会人として働く今になって思うが、時間を自由に使えた時期だった。地元を離れて下宿もしており自分のために自分の時間を一番フルに使えたから、自ずと映画を見る時間も増えた。
いちばん仲のいい友人と一晩中、映画を見るということもしばしばあった。
その友人はそこまで映画が好きだったかといわれるとそうでなかったかもしれないが、一緒に映画見ようぜというと、二つ返事でいいねと言って一緒に見てくれるいいやつだった。
いろんなジャンルを見たけど、明らかに一つのジャンルをこすってはいた。ホラーだ。
夜な夜な友人と見るのに盛り上がるというのもあったが、前評判で怖すぎて一人で見れないような作品も友人と一緒なら見れた。
あとホラーはただ恐怖を描いているわけではないところがドはまりした理由だった。作品として大きくホラーと分類されても、ロマンスもあれば、ミステリ要素があったり、コメディがあったりでホラー×何かという作品が多くて、いろんな味がしたのも魅了された理由の一つだった。友人も僕も考察なども好きだったから、見た作品についてああだこうだと意見を交換し合うのも楽しかった。
当時一番こわ面白かったと覚えてるのは、『インシディアス』、見たことある方ならわかるかもしれないがあいつの顔が離れなくなって、一種のトラウマになった映画。
でもストーリーや展開に魅了されて今でも大好きな作品だ。
もしホラーと聞いただけで食わず嫌いしている方がいたら、まずはそんなに恐怖度は少なめでストーリーが面白いそんな作品を見てほしいなと思う。とんでもない世界が広がっているから。
そんな良き友人にも恵まれ、沢山映画を見たことで、この時期ではすでに自分って映画が好きだな。
これは一生の趣味になるかもしれないぞと思ってた。社会人となった今でもこの時の熱量そのままに、いやそれ以上になってより映画にはまっていった。
映画を見るたび、それまでよりもっと映画好きになっていく
いつから映画好きだったかなということを考えてみたが、結論、いい作品に出会っていい映画体験をするたびに映画好きになっていったと思う。だからこの時、このタイミングから映画好きになったというよりは、小さいころから映画を見て、面白い、楽しいという感情が出たその瞬間まさに映画好きになっていっているということなのかもしれない。だから今なお僕は昨日の僕よりさらに映画好きになっているし、これからも映画がもっと好きになると思う。
沢山の作品に触れてもっと自分を映画好きにしてあげたい。
映画好きになった瞬間を考えてみて、自分の映画愛を再認識できた。