映画に限った話ではないですが、好きな趣味など今よりもっと楽しむことができたら最高ですよね。
僕の場合は、映画です。映画を見たり、映画のことを考えたりしていたときにふと、もっと映画を楽しめる方法はないかな、そのためにできることはないかなと思いました。そして、いくつか試してこれはやってよかった、やる前より映画を楽しめているかもと思えたことについて紹介したいと思います。
また、今回は映画好きな僕の視点から、映画をより楽しむための方法としてますが、ほかの趣味でも置き換えることができるものもあるので、是非見ていただきたいです。
1.見る物量を増やす
なんだ、そんなことかと思った方、STOPです!僕自身、書きながら余りのシンプルさに自分で驚いてます。ですが、この方法はその気になればそれほどハードルも高くない割には効果が実感できる、まさに目から鱗な方法でした。
実体験中心に話します。僕はもともと映画が好きで、それなりの頻度で映画を見ていました。
ただもっと映画を楽しめたらとも思っていました。そんなときに自分よりも映画好きに見えたり、映画に詳しかったりする人が量をたくさんみているなと思い、自分もその時より見る量を増やしてみることにしました。そこからは映画をサブスクを使い、見たい映画を片っ端から見ました。
それまでは、月に10本ほど見ているくらいでしたが、今では平均したら1日1本以上見るくらいには増えました。間違いなく人生で今が一番映画を見ているなということを感じながら、どんどん見ていくとあるとき変化があったんです。
それまでは単に作品そのものの面白さを楽しんでいるという感覚でしたが、量をたくさん見たことであっ!この作品はあの作品と展開が似ているなとか、あの作品のオマージュかもなど別々の作品をつなげて楽しんでいることに気づきました。自分の中のこれまで見た作品のストックが増えているので、連想がしやすくなっている感じです。これは人によっては新鮮味がなくなるとか、予想できるようになってしまってつまらないとかネガティブに働くこともあるかもしれません。
ただ僕の場合は、今まで一個一個の作品としてとらえていたものが、映画という一つの大きなジャンルとして考えたり、前よりもいろいろな視点で感想を持てるようになって楽しくなりました。
これはひとえにある程度、量を見たから感じるようになったことだなと思います。
ただ、注意すべきは今見ている数よりも増やそうとする段階で、数をたくさん見るということだけに意識が行き過ぎると目的がすり替わり、そもそもなんのための映画かということになりかねません。なのであくまで映画を楽しむ、沢山の作品を見ることで良作・傑作に出会う確率を上げる、そんな風に意識して僕は映画を見るようにしています。
2. 原作本を読む
もともと本が好きということもありますが、私は映画の原作となった本をちょくちょく読みます。
映画を初めて見たときの感動を優先したいので、映画を見る前に原作を先に読むことはあまりないですが、映画を見て世界観が好きとか、面白いシーンなどが原作ではどう描かれていたのかが気になるとその映画の原作本を読むようにしています。これが映画をより楽しむためにどう作用するかですが、映画単体を見るだけよりも深く記憶に残りやすくなると思います。また、原作と映画で設定やストーリーが完全一致することはあまりないので、どこが異なる場所かなと探しながら見る楽しみも増えます。原作にはない、映画オリジナルの設定などがあると、そこは映画を作るにあたって脚本家や監督が作り上げてる独自の部分でメッセージ性がある場合があるので、そこを重点的にもう一度映画を見てみるということもできます。
僕が実際にする見方ですが、映画⇒原作⇒映画おかわりの順で見たり、読んだりします。
必ずこうするというわけではありませんが、一回目は映画をシンプルに楽しむ。さらにその世界観や面白さにハマって余韻に浸りたい感情を原作を読むことで継続します。そうすると大抵、原作を読んだうえでもう一度映画が見たくなるので映画をおかわりするという流れです。
これはやっぱり原作を読むことで沸き起こる感情で、楽しみ方を広げてくれるなあと感じます。
ここまで話した内容は、原作も映画も面白い最高のパターンですが、そうじゃないことも多々あります。原作を読んでいると「あれ?映画は面白かったのに原作はそこまでかな」とか(逆もしかり)、「原作と映画で設定が全然違う!」、「ここは原作のままのほうがよかったんじゃ?」とか思うこともあります。人によってはもともと原作ファンで映画は楽しめなかったとか、映画が最高だったからそこまでで止めておきたいという人もいるかもしれないですが、個人的にはどっちも体験したからこそわかる驚きや発見があるので映画をより一層楽しむ方法になっているかもと思って続けてます。
3.レビューを見たり読んだりする
すでに映画好きの方であれば、「やってるよー」という声が聞こえてきそうですが、それでもやはりおススメしたいです!
僕自身、映画をたくさん見るようになってからは、見た映画をせっかくだからできるだけ覚えておきたいなと思うようになり、映画を見たら感想を記録しています。それだけでも記憶の残り方は全然違うので、前見た映画を思い出すときに役立っているなと思います。
それに加えて僕が最近欠かさずやっているのは、同じ作品を見た人のレビューを読んだり、レビュー動画を見たりすることです。これのいいところは、自分の感じた気持ちと同じような意見の人がいれば共感して楽しめるし、より強く印象に残ります。また、自分とは全く違う感想を残している人を見たときは、新たな視点や知識を得ることもできます。僕はどちらかというと、後者のメリットのためにやっています。自分だけではどうしても同じような部分に着目しがちで抱く感想も似通ってきます。そこで自分とは全然違う人の意見も取り入れることで、「なるほど、そういう視点もあったか」や「この話は元ネタやそんな背景があったんだ」と次に映画を見るとき自分の血肉にすることができる気がします。
とはいえやっぱり一番いいのは、同じ作品を見た人とその作品について直接語り合うことができるということかなとも思います。ですが、疑似的に語り合うことが今のSNSが当たり前にある時代では可能かなと思います。
なのでこれからも僕は自分が見た作品のよさや面白さをたくさんの人と共感したいという気持ちで、沢山映画を見て自身が感じたり、考えたことを発信したいなと思います。
さいごに
今回は映画好きな状態からもっと好きになるには、もっと楽しむためには何をしたらよいかという観点で話しました。僕自身、試行錯誤で上にあげたような内容をやるに至っています。そしてその結果これはやってよかったと思って今も続けているものを紹介したつもりです。
皆さんの映画ライフがより楽しいものになることを願ってます。僕も映画をもっともっと楽しんでいきます!